防食溶射とは/防食溶射JIS/ISO組合員

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腐食環境分類と溶射材料 〈飛来塩分量を主たる指標として腐食環境を分類する〉

一般環境 やや厳しい環境 厳しい環境
一般環境 やや厳しい環境 厳しい環境
飛来塩分の影響を受けず自動車の排気ガスや工場の煤煙を強く受けない田園、山間部。
海岸から5km以上
飛来塩分の影響を受け、自動車の排気ガスや工場の煤煙を強く受ける都市部、工業地帯など。
海岸から1~5km以内
潮風が強く、飛来塩分の影響を強く受ける海上、海浜地区および高温多湿帯など。
海上、海岸から1km以内
 
溶射金属材料 溶射金属材料 溶射金属材料
亜 鉛
亜鉛・アルミニウム合金
亜鉛・アルミニウム合金
アルミニウム
アルミニウム・マグネシウム合金
アルミニウム
アルミニウム・マグネシウム合金

推奨仕様

防食溶射協同組合は以下に示す防食溶射仕様を推奨する。

防食溶射JIS・ISO

NETIS番号 KT-100014
新技術名称 ガスフレ−ム式金属溶射による重防食技術
登 録 日 2010年5月11日
使用
環境
内陸部
海岸から5km以上
厳しい環境
海岸から1〜5km以内及び
工業地帯
非常に厳しい環境
海上及び海岸から1km以内
寒冷地で融雪剤散布地域
溶射
金属

1 亜鉛
2 亜鉛・アルミニウム合金

1 アルミニウム
アルミニウム・マグネシウム合金
2 亜鉛・アルミニウム合金
アルミニウム
アルミニウム・マグネシウム合金
アルミニウム
アルミニウム・マグネシウム合金
皮膜
厚さ
1 100〜150μm
2 100μm〜
1 150μm〜
2 100〜150μm
150μm〜 200μm以上
後処理 封孔処理1回
又は
封孔処理1回+
トップコート1回
封孔処理1回
又は
封孔処理1回+
トップコート1回
封孔処理1回+
トップコート1回
封孔処理1回+
トップコート1回

※溶射法としてアーク式溶射でも対応できる。

防食溶射JIS・ISO

<溶射一般>

JIS H 8200 溶射用語
JIS H 8250 溶射の記号による表示方法
JIS H 8261 溶射用の線材,棒材及びコード

<防せい・防食溶射>

JIS H 8300 亜鉛,アルミニウム及びそれらの合金溶射
ISO 2063 Metallic and other inorganic coatings -Thermal spraying - Zinc, aluminum and their alloys (金属及び他の無機質なコーティング-溶射-亜鉛,アルミニウム,及びそれらの合金)

<皮膜試験法>

JIS H 8401 溶射皮膜厚さ試験方法
JIS H 8402 溶射皮膜の引張密着強さ試験方法

<ブラスト処理>

JIS Z 0311 ブラスト処理用金属系研削材
JIS Z 0312 ブラスト処理用非金属系研削材
JIS Z 0313 素地調整用ブラスト処理面の試験および評価方法

防せい・防食溶射の参考文献

○鋼道路橋塗装・防食便覧「日本道路協会編」
○亜鉛・アルミニウム溶射マニュアル(改訂版) 「日本橋梁建設協会編」
○WSP 009 水管橋外面防食基準「日本水道鋼管橋会編」
○溶射 防錆防食「日本溶射工業会編」
○防食溶射ガイドブック「日本溶射工業会編」
○溶射工学便覧「日本溶射協会編」
○溶射技術ハンドブック「日本溶射協会編」
○溶射技術入門「日本溶射協会編」
○溶射管理施工マニュアル(防錆防食)「日本防錆技術協会編」

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